元出資馬のレッドヴァローレが名古屋所属で走っているが、
同年代の東サラ募集馬のレッドブリエと隣の枠で走ることになった。
4月10日、名古屋競馬第三レース。
まるでレースができなかったヴァローレも回数を重ねるうちにそれなりに競馬ができるようになったところでの、不運のディープ産素質馬とのレース。 もはや解体したファンド馬と、未だ中央復帰に燃え続ける馬との対比が渋く滲んでいる。 前を走るブリエを2番手で必死に追いかけるヴァローレ。
最後は足が切れてしまう事もわかっていたから、間に1頭、2頭と入ることで空いてゆく差に、ブリエよ、中央復帰を果たし晴れやかな舞台で活躍してくれと祈る思いと、拭いきれない嫉妬の交錯に、堪えない気持ちが湧いた。
地方競馬でも負け続け、いつまで走らせて貰えるのかわからないけれども、走ったところで元出資馬というだけで、お金の関係もないけれども、まだ見ぬ1勝を夢見ている。
そして未だ途切れない線を紡ぐブリエを応援します。