もくじ

2017年3月30日木曜日

未勝利馬近況

さて、出資馬のうち、現役馬二頭は牧場に戻り、
一区切りついた様子なので、現役馬についてまとめる。
まずはレッドラペルから。



レッドラペル

17.03.22
(石坂厩舎→ノーザンファームしがらき)
石坂調教師「時間をかけて乗り込んであれだけ負けてしまっては…。レース後、異常はありませんでしたが、月曜日にノーザンファームしがらきへ移動させました。適度に節を空けてから戻す予定ですが、この休みでもっと体が成長してもらいたいですね」

17.03.24
(吉澤ステーブルWEST)
マシンのみ。馬体重442キロ。
牧場スタッフ「月曜日に入場しました。馬体重の442キロは入場時の数字なので数日経った今はもう少し増えているはずですが、まだ細く映ります。毛ヅヤはかなりよくなっていますけどね。今週一杯はマシン調整で馬体の回復に努め、週明けから跨って軽めに動かすことになりそうです」



レッドラペルは外厩へ移動し、再調教を行う事となった。

レースでのダメージもさること、それよりも競走馬としての教育のための移動だ。
次にここから出るときは、競走馬として最後の挑戦となるだろう。

前回、性格の転換や、調教の時計が見違えるようになったことから、
教え込めば応えてくれる馬と信じ、あまり悲観的にとらえず、これからの成長に期待しよう。

素地は、ある。

そして、レッドラーザム。



レッドラーザム

17.03.17
(グリーンウッドトレーニング)
周回キャンター2000m、坂路1本。472キロ。牧場スタッフ「今週から周回コースと坂路にて17-17のペースで乗っています。運動始めは出が硬い感じありますが、走り出すと気になりません。ただ、頭が伸びるように下にダラーっと走ってしまうので、体を起こし気味で走らせるようにしています。気持ちの面でもピリっとしないところがありますので、メリハリを付けながらやっていこうと思います」

17.03.24
(グリーンウッドトレーニング)
周回キャンター2000m、坂路1本。474キロ。牧場スタッフ「今週も周回コースと坂路にて17-17のペースで乗っています。先週に比べて馬がヤル気を出している事もあって、坂路では少し掛かるようになってきました。ただ、勢いはあるものの、がむしゃらに走っているような感じなので、緩急を付けて走らせる事も覚えさせたいと思います。全体的に多少の硬さが出ているので、背腰を中心に低周波治療も施しました。飼い食いももうひとつ安定してこないので、こちらも工夫しながら対応して、馬体重を増やしていきたいと考えています」



こちらもラペルと同じような状況。

揃って緩慢な性格を指摘されるというのは、ゼンノロブロイ産駒のなせる業か。
昨年のレッドジュディス、レッドヴァローレの性格が狂気と言われていたのとは正反対である。

デビュー前は、早いところに行った時にフォームが良いと褒められていたのに、
今はがむしゃらに走っている感じだと、崩れを指摘されているのが気になるところで、
その部分については、よく見せる才能に任せてしまった担当厩務員のおつりといったところ。

ところで2017年3月26日 2回中京、2012年産の兄弟が500万下を4歳にして勝った。
成長が遅いといっても、未勝利を脱出しない事にはその後を見守る事ができない。
未勝利戦は後になる程条件を選べなくなるので、早い復帰を切に願う。


2017年3月19日日曜日

レッドラペル未勝利戦結果

2017年3月19日
出資馬レッドラペルは阪神1レースにおいて、13着であった。

出脚で遅れて最初の1,2コーナーで置かれてから後はすっかり坂井騎手による調教のていで、
後方の馬を前にしながらそれを追い抜くという内容だった。

その部分だけで見てみれば格好はつく様子で、
前半でレースが終わってしまったことが悔やまれてやまない。

再調教なのか、条件をかえてゆくのか、今後の動向に注目。

1週前追切で合わせ、同じようなタイムだった同厩の素質馬は
次の阪神2レースにおいてダート1400を二着であったことから、
レッドラペルの能力が極端に低いというわけではないようだ。

2017年3月8日水曜日

レッドラペル、二戦目にむけて

少し前の話になるが、レッドラペルが牧場から戻り、再調教中だ。

初戦でまったくやる気を見せなかったラペルはその点を重点的に、
また身体的にも成長を促す方向で育成を進め、
本日の追切ではインペリオアスール(アビの子で新馬)との併せで
52.9-39.0-25.6-12.7 (13.9-13.4-12.9-12.7) 
の時計をたたき出している。

前回レース前追切時計が
55.4-39.8-25.7-12.8
なので、終いの速度は変わらないが、
全体の時計が縮まっているのは身体能力向上の表れだ。

闘争心を引き出す調教は成功だと思うので、
この馬本来のゲート難が表面化しないかどうか気がかりだ。

そろそろ次のレースの予定が決まる頃だろう。



2017年3月1日水曜日

レッドラーザム未勝利戦結果

2月25日阪神ダート1800mの未勝利戦、
ブリンカーをつけたレッドラーザムは大外8枠10番。

パドックでは落ち着いて周回している。
前回のようなうるささは出さなかった。

返し馬では他の馬から遠く離れ、松若騎手とコンタクトをとる。
これは神経質なラーザムに対する松若騎手の配慮だろう。
その甲斐もあり、ゲートもうまく出て、好スタートで中団にとりつくが、それも第一コーナーまで。

その後は走るのをぱったりとやめてしまい、ハミも取らない状態で必死の鞭にに馬が答えることはなく、8着でレースを終えてしまった。

松若騎手「1コーナーまではいい感じだったので、ブリンカーが効いているのかなと思っていましたが、2コーナーあたりからフワフワし始めて、向こう正面では止めようとしていました。すぐ前に1番人気の馬がいたのでその馬を目標に叩いて、叩いてどうにか自分から動いていこうと思いましたが、まったくハミを取ってくれなくて動けませんでした。でも4コーナーで後ろから馬が来たときにはハミを噛んで頑張ろうとするところもあったようになかなか難しい馬です。きょうの結果だけでは芝とダートどちらがいいのか判断がつきません。すみませんでした」

音無調教師「どちらかというと芝の方が上手に走っていましたね。芝でいい馬場だったらもう少しやれると思います。一旦放牧に出して立て直す予定です」

ダートの砂被りに臆病な面が露骨に出てしまう結果となった。
ただ、ダートの適正は使ってみないとわからないところもあり、今回で芝の方針が固まったのを利とするほかない。






前回、写真を当ブログに掲載したところ、その写真を別サイトに無断転載されたうえに、無断転載者が自身で撮影したものだというコピーライトを入れられるという被害に遭いました。
現在はサイト運営会社に削除して頂いたのですが、今後はそのような盗難対策として、転載しにくいコラージュを掲載することに致しました。