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2016年9月23日金曜日

出資馬見学 レッドラーザム

8月末、初めての出資馬見学。

現在牧場にいる馬は
アグネスラズベリ14ことレッドラーザム、
ステージヴァージン14ことレッドラペル
の二頭。




東京サラブレッドクラブでは出資馬に限り、
事前予約をすれば育成中の見学をする事ができる。

レッドラーザムは社台ファームに、
レッドラペルはノーザンファーム空港という施設で育成されており、
千歳空港からは車で行かなければならない。
見学と飛行機、レンタカーの予約をした。

その日の夜。
レッドラペルの更新通知。
レッドラペル
2016.08.18(ノーザンファーム空港→ノーザンファームしがらき)順調に調教を詰まれ状態面に不安もないことから、16日にノーザンファーム空港を出発し、本日、ノーザンファームしがらきに到着しました。
見学目前の移動。
順調な育成は嬉しいことだが、これでデビュー前に会う機会は
無くなってしまったので少し残念。

今回はラーザムただ一人へ会いに、北海道へ向かった。


大阪~箱根牧場


格安航空機で大阪を発ち、
北海道は千歳に到着。
その日は空港内の温泉施設で夜を明かす。朝から動くとなると、ホテルのある札幌あたりまで行くよりも空港を拠点にした方が便利だ。

空港内には新鮮な食べるところも多いしチェックインしてしまえば自由に温泉に入れる分、下手に宿泊施設に泊まるよりくつろげる。

翌朝、雨。

レンタカーを借り、20年前にとった免許を携え、20年ぶりの運転をする。  安全運転を心がけるつもりだし、予行練習に、PSのグランツーリスモをしっかりプレイしていたので、本人は自信にあふれているのだが、助手席で妻が能面みたいな笑顔で目をおどらせながら、全然平気、大丈夫、と独り言を繰り返す。

北海道は広い。


自分で運転して初めて距離感がわかるものだ。 カーナビも、

「直進、10キロメートル先を右」

などと耳を疑う規模の移動。

カーナビの案内は社台ファームの入り口が判らず、10キロほどうろうろ。
迷い道もダイナミック。
少し手前の箱根牧場の駐車場を借り、位置確認も兼ねた休憩。

巨大コーン畑迷路など、北海道感を満喫できそうな手作りアトラクションもあった。 入り口にはクマに遭遇した時の注意書きを、これでもかという程ほどこされている。

悪天候が悔やまれる。

折角なのでレストランに入り、カプレーゼとスープをいただいた。 暖かいスープと濃厚なチーズが予想以上に低い気温に冷えた体と心をあたためてくれる。

レストランの店主に、道を訊ね、位置を確認して
いよいよ社台ファームの正門へと向かった。



レッドラーザム


突然の洋風な建物。

入り口には大きな門があり、車で近づくと自動で開く仕組み。

事務所で声をかけ、応接で待つ。
ここが天下の社台だ、と言わんばかりの壁には数々の活躍馬パネル。

身の閉まる思いで待つと、慣れた感じで厩務員さんが迎えに来る。

「それではいきましょうか!」
車で厩舎へ向かう。

牡牝を分けて育成している。子供の馬の足の長さは親と同じ。というような、なるほどーと頷くようなネタをいくつも話して頂きながら広大な敷地を移動。
とても綺麗な木造の厩舎へ到着した。

そしていよいよレッドラーザムと



ご対面


470㎏は頭の中の像よりも遥かに大きく、育成中という事もあるのか、
とにかく筋肉が柔らかい印象で、毛艶も良く、
美しさと逞しさを兼ね添えている。
比較するのもどうかと思うが、乗馬センターでさんざん触った馬とは
肉の柔らかさや毛の滑らかさが違う。
若さと手入れの賜物だろうか。



厩務員にじゃれる仕草をするものの、
ポーズをとる時はしっかり我慢する。
これならゲートも問題ないと思える。
遊びつつも優等生という、モテるタイプだ。

ソエの治療を終えたところだったので心配していたが、
それに関してはまったく問題はないと力強い回答。

管理馬の多い厩舎なので、その調整はあると思うが、
音無調教師からは早い段階から11月入厩を目標に、と
指示があったというので、順調に行けば早くて秋末頃に
走る姿が見れるのではないだろうか。



見学を終えて


改めて振り返ると、つくづく見学してよかったと実感している。
ブログを書くまで1か月掛かってしまったが、その分冷静に反芻できた。

その後の育成に関しても順調の声しか聞こえない。 

入厩前なので、実際もう少し進めてみなければ判らないが、
このまま大事に扱って貰え、順調にゆくことを願う。

2 件のコメント:

  1. タモスケさん

    おおー!ラーザム見学に行かれたのですね。
    今日の公式でちょうど移動になりましたね!

    最近のコメントは本当に良くなっていますので、もしかしたら前倒しで入厩の判断になったのかもしれません。
    音無厩舎も有力馬が揃っていますが、同父の先輩リアファルのように活躍することを願っています。
    楽しみです!

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    1. ありがとうございます
      牧場コメント絶賛という感じで、否応にも期待高まる更新が続いていますが、先日引退したレッドヴァローレが入厩する時に、育成牧場から離れて中間牧場に移ってだいぶ待たされた経験から、まだまだ安心できないなぁと気構えています。
      音無調教師も以前リアファルに重ねるような発言をしていたので、思い描いているものが既にあるかもしれませんが、そうなると嬉しいですね。
      私は、レッドラーザムは強いと思います。
      ほれ込みすぎですね。

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